教員紹介:夏雨 講師

夏雨 講師

(シアユー)

専門分野

  1. 中国明清時代の民間宗教
  2. 中国明清時代の歴史
  3. 中国文学

経歴

  • 2021年4月 – 現在 明海大学 外国語学部 中国語学科 講師
  • 2015年4月 – 2020年3月 東京大学 人文社会系研究科研究科 アジア文化専攻 東アジア思想文化分野 博士課程  2022年10月 博士(文学)取得 
  • 2013年4月 – 2015年3月 東京大学 人文社会系研究科研究科 アジア文化専攻 東アジア思想文化分野 修士課程
  • 2008年9月 – 2012年7月 北京大学 歴史学系

授業・ゼミについて

中国語と中国文学の講義を担当しています。マルチメディア資料を活用して、楽しい中国語を学生に教えたいです。中国文学の講義では、現代人でも共感しやすい作品を選んで講読し、文学者の逸話も紹介します。中国文学に関する音楽やドラマ、映画などのマルチメディア資料も適宜参照することにより、中国文学は我々から遠くて古めかしいものではなく、現代人にとっても馴染みあるものであることを体感してもらい、中国文学の魅力と面白さを伝えていきたいです。

研究について

今まで私は明清時代の民間宗教――羅教の伝説を研究してきました。俗文学の視点から、羅教の伝説に関連する要素を宝巻、小説、筆記、上奏文などの関連資料から抽出して、伝説の形成という観点から新しい羅教の歴史について論じてきました。研究する際、私は宝巻と変文には深い関連性があることに気づき、そのため、敦煌俗文学に対しても興味を抱きました。私は詩詞を好み、自らも創作を行ってきたので、特に敦煌曲子詞に対して関心が強く、これから研究していきたいです。

論文

  • 「漕運兵丁の中の羅教信仰についての研究」
    『中国哲学研究』第29号、2017年7月
  • 「明清小説所見羅祖に関する伝説及び伝播—『聊斎志異』を例として」
    東日本国際大学東洋思想研究所紀要『研究東洋』第10号、2020年2月
  • 「金祖の原型について ー羅教の傳説を巡って」
    『東方宗教』第134号」、2021年6月
  • 「羅祖の伝説における一考察 ー「羅祖退番兵」を中心として」
    『日中言語文化』 第15号、2022年9月
  • 「清代女天文学家王贞仪交游考 兼论再评价」
    『日中言語文化』第16号、2023年3月
  • 「『五部六冊』の再検討ー羅教の伝説形成の視点から」
    『明海大学外国語学部論集』第35集、2023年3月
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