2016年度 1年生中国語 ハイレベルクラス 座談会

2016年度1年生中国語ハイレベルクラス座談会

高校で中国語を学んだことのある方、家庭環境に中国ネイティブ背景がある方など、入学時点で一定以上の中国語力を身につけている学生さんのために、明海大学の中国語学科では現役通訳によるハイレベルクラスをご用意しています。今回は、学生さんたちに集まってもらい、1年生中国語ハイレベルクラスの様子について語ってもらいました。

ーー現役通訳による中国語ハイレベルクラスの授業はどうですか?

西 :レベルに合わせて教材を作ってくれるから、無理なくついていける。
島田:先生の通訳のお仕事の話とか聞けて楽しいです。
翁 :自分の知らない単語とかどんどん覚えられて…
島田:アンパンマンとかね(笑)
西 :普通の教科書とかに載ってないものを教えてもらえる。毎回先生がメモとか取っていて、それをもとに自由に作ってくれて。タイムリーっていうか、その場その場で変化に応じてすぐに作ってくれるから、わかりやすいし、すごい助かります。
石井:学生同士が刺激になるということはありますか?
梁: 授業の中でわからないところを、わかっている人がヒントを出してくれたりするので、楽しいです。
島田:授業で習った単語を会話で使います。
西 :なるべく、中国語でね。
石井:通訳ブースはどうですか?
島田:すごいよね、ここから音聞こえるもんね(笑)
西 :瞬発力が鍛えられる。あと、しゃべるからより覚えられる。自分が答えなきゃいけないから、他の人に任せるとかできない。

中国語通訳演習室では、実際に国際会議で使用する設備を使って授業を行います。

 

翁さん(2016年度入学)

ーーこの大学の中国語学科は経済やビジネスも学べるんだけど、それについては?

島田:中国の経済とか面白そう。そういうのを勉強していると、将来つける仕事の幅も広がるかなーって。
西 :将来はグローバル化が広がっているわけだから、その中でも中国って一番近い存在だし、いまの経済発展もすごいから、ただ中国語をマスターするだけじゃなくって、経済とか社会の状況とか知って、より深い知識を身につけたほうが有利っていうのもすごい大きい。
梁 :私自身いろんなことをやりたいんですけど、将来飲食店をやりたいなーって最近思ってて、ビジネスや経済のことも学んでみたいと思っています。

西さん(2016年度入学)

島田さん(2016年度入学)

 

梁さん(2016年度入学)

ーー中国語ができてよかったなと思ったエピソードをきかせてください。

島田:一回、高校生の時に、お店で困っている中国人の方を助けたんですよ。そしたら店員さんが外までわざわざ走って「ありがとうございました」って言ってくれて、中国語を話せてよかったって思いました、すごく。 
西 :私、ボランティアをやっていて、それがいろんな国の方がいる場所なんです。私の隣でやっていたかたが中国人のお客様を相手にしていて、私は簡単なことしかしゃべれないんですけど、でもそれで十分対応できる内容だったので対応したら、そこから色々話を聞いてくれたりして、どんどん人と繋がっていけるというのを実感しました。日本語だけじゃなくて、もう一個他の言語が増えると見える世界が全然違うと思うので、中国語はやっておいた方が楽しいと思います。
翁 :日本の中に中国人の方が増えてきているので、電車とか乗っていて、声が大きいと聞こえてくるじゃないですか。その話の内容が自分だけにわかって、すごい楽しい。
(全員爆笑)
島田:わかる(笑)
翁 :他の人たちはきっと、ただ「何を話してるんだろう」とか「声が大きいな」とか思うんだろうけど。
梁 :私は、アルバイトをしている時に、よく中国人の方がいらっしゃってて、片言の日本語で聞いてくるんです。「何が入ってるんですか?」とか。で、最初の頃は中国語で説明するのが恥ずかしくて、漢字を書いて説明していたんですけど、最近は学校でみんなと中国語で話すようになってから、アルバイト中でも中国語でしゃべろうとするようになりました。
石井:中国語をしゃべることに少し抵抗があったのかな?
島田:最初は恥ずかしかったね。日本と中国、仲悪いしね。
翁 :自分の発音そんなに正しくなかったし。
島田:でも学校で標準語に直してもらえたので、外でも話せるかなって。

担任から一言 

神崎龍志 准教授

神崎:Kクラスの担任をしています、神崎と申します。僕は長い間通訳をやっています。今も外で事をしているものですから、そういった刺激と、あとはみんなと触れ合う中で自分も教える側として刺激を受けています。ですから、たくさんおもしろい教材を作って喜ばせたいということが動機となり、 学生のやる気とレベルにあわせて教科書にとどまらず副教材を作って頑張っています。これからも、高校やご家庭で中国の言語や文化に触れている方が明海大学に来られるということになったならば、もちろん学生の間でもたくさんの刺激を与えあってほしいですし、私も刺激を受けたいと思っています。

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