教員紹介:石井理講師

石井理 講師

(いしい さとる)

専門分野

  1. 清末民初古琴音楽文化研究
  2. 中国古典文学、音楽文化論
  3. 中国語学、音声学、中国音楽史

授業・ゼミについて

「楽しいは正義だ」をモットーとして、学生さんたちが学習に対する興味やモチベーションを保ち続けるためにはどうすればよいのかということを、自問しながら授業を進めています。具体的に言うと、2016年度は以下のことに挑戦してみました。

  • 中国語授業
    • スマホのブラウザ上で動作する単語暗記確認アプリを製作
    • 上記アプリで、全員の点数を合計点数に達したらクリアという、クラスの全員が協力できるルール作り
    • タッチパネルを使って、中国語音声を聞き与えられた単語群を正しい中国語文となるように並べ替えるゲームを製作
    • 音声解析ソフト「praat」を用いて、学生さんの中国語発音の良い所と要改善点を分析
  • 古典文学・ゼミ
    • 図書館のグループ学習室で授業を行い、すぐに原典(ソース)にあたれる環境を作り、わからないことは辞書や事典類を引いて調べるという習慣作り

このような僕の環境・ルール作りがうまく作用したのかどうかは分かりませんが、学生さんたちは非常に意欲的に取り組んでくれています。ゼミ生は中国語の論文はもちろんのこと、古典詩文や古典白話をも読みこなしています。中国語クラスの学生さんたちの多くは、来年度から留学に旅立ちます。彼ら彼女たちの成長がとても楽しみです。

経歴

  • 2016年4月 – 現在 明海大学 外国語学部中国語学科 講師
  • 2015年4月 – 現在 早稲田大学 文学部 非常勤講師
  • 2015年9月 – 2015年3月 山梨大学 非常勤講師
  • 2013年4月 – 2015年3月 神奈川工科大学 非常勤講師
  • 2012年4月 – 2015年3月 早稲田大学 坪内博士記念演劇博物館 助手
  • 2011年10月 – 2012年3月 (中国・上海)文来中学(高等部) 非常勤講師
  • 2011年10月 – 2012年3月 上海教育情報センター(EDUIC) 講師・WEB担当
  • 2009年10月 – 2011年9月 復旦大学 中国古代文学研究中心 中国政府奨学金留学生(高級進修生)
  • 2008年4月 – 2015年3月 早稲田大学大学院 文学研究科 中国語中国文学コース 博士後期課程
  • 2006年4月 – 2008年3月 早稲田大学大学院 文学研究科 中国語中国文学専攻 修士課程
  • 2001年4月 – 2006年3月 早稲田大学 第一文学部 中国語・中国文学専修
  • 1998年4月 – 2001年3月 東京学芸大学教育学部附属高等学校

研究について

 中国の古典文学音楽文化論を専門として研究しています。具体的には、近代初期における中国の伝統楽器「古琴」をめぐる文化現象を対象としています。僕がこれに魅力を感じている理由としては、以下の数点があげられます。

    • アジアの伝統楽器がいずれもどこか一国のみの伝統とは言い切れない点
    • 東洋古典的なモノでありながら、近代的な文化的背景の中で時には西洋的な哲学をも吸収しつつ、非常にたくましく、伝統楽器としての地位を保ち続けている点
    • 以上のことが、少なくとも「初期グローバル」と呼ばれる時代においても綿々と続いていた点

著書

  • 『国際未来社会を中国から考える』(東方書店、2018年1月、編著:遊佐昇,河村昌子,佐藤賢/著者:河村昌子,高田誠,佐藤賢,桑田良望,遊佐昇,石井理,小川唯,神崎龍志)
    石井理「音楽にとって国境とはなにかーー古琴という楽器をめぐって」

論文

  • 王露「中西音楽帰一説」について――「三つの分類」を中心に
    石井理
    『中国古籍文化研究 稲畑耕一郎教授退休記念論集』(東方書店、2018年3月)

  • 鄭覲文の古樂復興と琴學 -『中國音樂史』を手掛かりに-
    石井 理
    早稲田大学総合人文科学研究センター研究誌 3 482-473 2015年10月
  • 周慶雲の晨風廬琴會について : その開催と意義
    石井 理
    中国文学研究 40 74-87 2014年12月
  • 周慶雲の琴学復興運動について : 晨風盧琴会を例として
    石井 理
    早稲田大学大学院文学研究科紀要. 第2分冊 58 23-34 2012年
  • 鮑照「梅花落」の作品構造および主題について
    石井 理
    中国文学研究 (37) 2011年12月
  • 「琴」と「操」–漢代における琴楽思想の観点から
    石井 理
    早稲田大学大学院文学研究科紀要 第2分冊 56 25-38 2010年
  • 『琴操』の基礎的研究
    石井 理
    早稲田大学大学院 2008年3月
  • 現行本『琴操』の系譜について――現存五種の清刊本を中心として
    石井 理
    中国文学研究 (34) 2008年12月

教科書

  • 『シリーズで学ぶ中国語 漢語実践 下』(2017年9月、著者:劉勳寧,小川唯,石井理)

  • 『シリーズで学ぶ中国語 漢語基礎 下』(2017年9月、編著:史有為,魏鍾祺,加藤晴子/改訂版:市川桃子,潘藝梅,柳宇星/再版:劉勳寧,河村昌子,石井理,佐藤賢)

  • 『シリーズで学ぶ中国語 漢語実践 上』(2017年3月、著者:劉勳寧,小川唯,石井理)

  • 『シリーズで学ぶ中国語 漢語基礎 上』(2017年3月、編著:史有為,魏鍾祺,加藤晴子/改訂版:市川桃子,潘藝梅,柳宇星/再版:劉勳寧,河村昌子,石井理,佐藤賢)

演奏会出演映像

ラジオ出演

  • NHK国際放送「Carved wood Gigaku mask of Konron(Gigaku Men Konron)」